


先日、高校時代の友人たちとつくる会で、山形市内で忘年会を行いました。
同級生だった数人を中心に、総勢10人で長年続いている会で、年に数回、
顔を合わせては飲み会を開いています。
コロナ禍以前には、有馬館で泊まりがけで集まったこともありましたし、
メンバーの中に飲食店を経営している者がいて、その店を利用することも
ありました。
ただ、ここ数年は集まる回数もずいぶん減ってきました。
というより、私が幹事役となって企画し、店を探して予約し、皆に連絡す
るのですが、この人数でとなると、案外これが大変です。
全員の希望を満たす店はなかなか見つからず、加えて、70歳を過ぎたとは
いえ、まだまだ現役で仕事をしている者ばかり。
日程を合わせるのも一苦労です。
それでも今回は9人が出席。出席率としては、なかなか上出来だったのでは
ないでしょうか。
今回予約できたのは、新しくできたイタリアンのお店。
開店当初から「一度行ってみたいなぁ」と思っていたお店です。
どちらかといえば、日本酒や焼酎が似合う顔ぶれですが、この日はワインや
カクテル、ビール、ウイスキーが主役。
私も含め、9人のうち3人はまったくお酒が飲めませんので、自然と“食べる
専門”になります。
新しいお店だけあって、料理はどれも斬新で、どこか女性受けしそうなもの
が多い印象でした。
ふと店内を見渡してみると、我々男性だけの9人組以外は、カウンターに5人
ほど、別の3つのテーブルに10人ほど、合わせて15人くらい、見事に全員が
女性客。
しかも、比較的年齢層は高めです。
こんな夜分に皆さんお出かけとは、ご主人たちは今頃何を食べているのだろ
うか……。そんな余計な心配を、少しだけしてしまった夜でもありました。
自分で企画して言うのもなんですが、お店の中で浮かないか心配していまし
たが、お店のスタッフの接客も素晴らしく、全く心配なく楽しい時間を過ご
せました。
続けて別のグループ4人で忘年会を行いましたが、こちらは当初から皆のリ
クエストで「焼き鳥」を食べたいという事でしたので、店選びは簡単と思っ
ていました。
しかし、営業時間がチェーン店以外だと案外早く終わるところが多く、こち
らも店選びには苦労しました。
行ったお店は我々が店に着いた時から帰るまで、常時満席状態でした。
全員「美味い、美味い」を連発して、繁盛している理由が解った気がします。
なんとなく場違いな感じがあったイタリアンも、リラックスしてくつろげ
て、美味しい焼き鳥店も、年の締めくくりとしては良かったと思います。
また来年も企画を考えて皆と楽しみたいと思い情報収集する今日この頃です。
最後までお読みいただき、また今年1年ありがとうございました。
良いお年をお迎えください。
有馬館
館主 須藤 信晴