ブログ「宿主のひとりごと」

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2025/08/29 宿主のひとりごと 令和7年8月 new

 私は中学1年生の部活で、どういう訳か柔道部に所属して以来、高校まで
6年間、ほぼ毎日柔道だらけの生活を送っておりました。
恩師をはじめ同級生や先輩・後輩に恵まれたから続けられたと思っておりま
す。
その後2年間ほど山形県外で生活してた期間を除きますが、有馬館に入社し
てから上山市柔道連盟に所属して、合計すると55年間ほど柔道に携わって
きたことになります。
柔道連盟に所属しているとはいえ、仕事の都合上なかなか思うような協力も
できないまま今日に至っております。
また、審判の資格などは、年齢による制限があり更新できなくなりました
し、指導者の資格なども年々更新が厳しくなり実際に指導していない状況で
は意味がなくなってしまいました。
 そんな中ですが、柔道連盟の中でも大先輩にあたる方が、この度七段に昇
段しました。
昇段すること自体が素晴らしいことなのですが、今も指導を続けておられる
ことと、さらにこういった高段者だけが参加できる高段者大会に今年も参加
されるとのことです。
本当に頭が下がります。私は現在五段をいただいていますが、大会等には出
られるような練習は体力的にできなくなりましたし、これ以上の昇段は難し
いと思っています。
 考えてみると、これまでどこまでの昇段を目指していたかと聞かれても明
確な答えはなく、ただ、柔道を始めるきっかけとなった中学校時代の恩師が
若くして亡くなり、当時五段だったと記憶しており、五段をいただいた際、
恩師と同じ段までこれて本望と思っておりました。
そもそも、柔道連盟にこれまでなんとか席をおいてこれたのも、何らかの形
で恩返しがしたいという考えで、恩師のためという思いもあったからです。
もちろん、連盟の先輩や後輩にもお世話になった恩を返したいという想いか
らです。
でも、もし恩師がもう少し長生きしていたら、七段どころではなくその上を
いっていたと思います。
自分の怠慢と修行不足の言い訳をダラダラとこんな話をしていたら、亡くな
った恩師が怒るだろうなぁぁと思っている今日この頃です。
最後までお読みいただきありがとうございます。

有馬館
館主 須藤 信晴