ブログ「宿主のひとりごと」

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2019/10/29 宿主のひとりごと 令和元年10月

 台風19号が全国各地で猛威を振るっている中ではございましたが、ラグビーのワールドカップが日本中を熱狂させました。

仕事上リアルタイムでゆっくりテレビ観戦とはいきませんでしたが、録画も含めて日本の試合は大体見ることができました。

勝ち負けや技術的な事とかよりも、多国籍の人々で構成される日本のチームが、なぜ日本人にこれだけの支持を得られるのか?という事が頭から離れませんでした。

 振り返ってみると、海外で活躍する日本人が増えている事との相関関係があるようにも思います。

海外で活躍する日本人を、自国の人間と分け隔てなく応援する姿は、外国に教わっているように感じます。

チームのために一生懸命頑張る良い選手は、人種や国籍など関係ないという事を外国人に教わっていると感じます。

 最近では、日本にもインターンシップやワーキングホリデー、さらには、技能実習生などの制度でたくさんの外国人が働いています。

当館にも遠く国を離れて働いている外国人がおります。

彼らもあのラグビーの日本代表のように、自分のためだけではなく、大きくは日本のために働いているように感じるのは私だけでしょうか・・

 もう45年も前になりますが、私も若いころ学校の研修で、スイスに働きに行った経験があります。

その当時は、スイスにはイタリア人スペイン人、ギリシャ人、ドイツ人等が働いていて、それぞれ違う文化や風習を持つ中で分け隔てなく働いていました。

日本人などほとんどいないので、珍しいこともあったのでしょうが、本当に親切に接してもらいました。

あの当時の経験は一生忘れることができない思い出ですし、一生の宝だと思っています。

 あの屈強なラグビー選手となんの比べることも共通点もないのですが、唯一、私がスイスにいたあの時の、心の中には、少しは同じような想いがあったと感じたラグビーのワールドカップでした。

うまく表現できなくて、申し訳ございません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

展望露天の湯 有馬館
館主 須藤 信晴