2026/01/29 宿主のひとりごと 令和8年1月 new
ここ1~2年の冬を、皆さんはどのように感じているでしょうか。
現場に立っていると、正直なところ「以前ほど雪が多くないな」という印象を
持っています。
本格的に駐車場の除雪に追われる日も減り、かつて当たり前だった冬の苦労が、
少しずつ様変わりしてきているように感じます。
実は、当館の駐車場の除雪は、今も私自身が行っています。
大変な仕事ではありますが、不思議と嫌いではなく、むしろ長年続けてきた、
少し誇りのある仕事でもあります。
いや、はっきり申し上げると「好き」です。
小さな除雪用車両を購入してから、気がつけばもう約50年。今ではかなり大き
な車両を使っていますが、昔はキャビンもなく、吹きさらしの中で全身雪まみ
れになりながら除雪をしていました。
それに比べると、今の車両はキャビンの中が暖かく、上着がいらないほど。
時代の変化とともに、仕事の形も随分と変わったものだと実感します。
ところが最近、テレビやラジオの報道に目を向けると、「記録的な大雪」「数
年に一度の大雪」といった強い言葉が、例年以上に繰り返されています。
地域によって状況が異なるのは当然ですが、その一部だけが強調されること
で、私たちの地域全体が深刻な状況にあるかのような印象が広がってしまって
いるようにも思えます。
実際、そうした報道を受けて「雪が心配なので今回は見送ります」というキャ
ンセルのご連絡をいただくことがあります。
安全を優先されるお気持ちはもっともですが、道路状況も落ち着き、通常通り
お客様をお迎えできる日であっても、不安が先行してしまう現状には、現場を
預かる立場として複雑な思いを抱きます。
冬の上山は、確かに雪と共にありますが、同時に、静けさや澄んだ空気、温泉
のありがたみをより深く感じられる季節でもあります。
実際の道路状況や街の様子は日々変化しており、一律に語れるものではありま
せん。
だからこそ、現地にいる私たちが感じている「今」を、正確に、誠実に伝える
ことが大切だと考えています。
このような時こそ大切なのは、私たち自身が「今の状況」をきちんと伝えてい
くことだと思います。
電話口でのひと言、フロントでの対応、ご近所との世間話も含めて、その一つ
ひとつが、お客様の安心につながります。
これからも報道に振り回されるのではなく、現場で感じている実感を、私たち
の言葉で伝えていきたいと思う今日この頃です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
有馬館
館主 須藤 信晴


























































