宿主のひとりごと H29年2月
2017/02/26
先月から今月にかけて中国では「春節(旧正月)」という時期を迎えま
した。今年の春節は1月28日で、1月27日~2月2日までの7日間が休日となり
ました。
来年は2月16日で、2月16日~22日の7日間が休日となります。日本のよう
にカレンダー通りではないところが不思議でなりません。
しかし、これだけまとまった休日となると、何をして過ごしているのか気
になりましたので調べてみました。
今年で言うと大晦日は1月27日になりますが、「掃塵」と呼ばれる大掃除
をし、春聯(しゅんれん)と呼ばれる赤い紙やネコヤナギの枝、パイナッ
プルなどのお正月飾りを飾るようです。
お菓子やナッツなど春節用の買出しをし、その日の夜に食べる料理(年夜
菜)を御先祖様前にお供えします。
家族みんなでお参りをしてから金紙(偽物のお金)を燃やす習慣があるよ
うです。午前0時になると爆竹を鳴らし家中の悪鬼を追い払います。
禁止されている地域もありますが、街中ではロケット花火が飛び交うこと
もあるそうです。
翌日の28日が旧暦1月1日、近所に拝年(新年のあいさつ)に回ります。
日本でいう初詣やお年玉の習慣もあるようです。
旧暦1月2日、回娘家(既婚の女性が夫や子供と共に実家に帰る)の日です。
旧暦1月3日~1月4日、家族でゆっくり過ごします。旧暦1月5日、開工(仕
事始め)と呼ばれる初売りの日です。
会社などでは社員が集まり爆竹を鳴らす光景も見られるようです。
最終日2月2日は春節の締めくくりとなり、台湾各地でランタンフェスティ
バルが行われるそうです。
日本に来る旅行者も多いようですが、これだけいろんなことをするので
すから、日本人が出かけて行って楽しむのもいいかもしれませんが、この
時期は飛行機も取りにくくなり、やはり避けてしまうようです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
展望露天の湯 有馬館
館主 須藤 信晴